Voicy文字起こし 事故防止は王道 #1053

20260611 #1053

事故防止は王道

今日僕は午前中に運送会社様でセミナーがあり、午後からは打ち合わせ、そして夜はお客様との食事の予定です。

昨日僕はナウトジャパン様のイベントに参加してきました。

いろいろな経緯があって、最終的にはパネラーとして参加させていただいたんですが、せっかく来ていただいたにもかかわらず、
「上西のセミナーを聞きに来ました」と言ってくださる方もいらっしゃったので、その点は少し申し訳なかったなと思っています。

ただ、たくさんの方とお会いすることができましたし、なんと鹿児島から来てくださった方もいらっしゃいました。
久しぶりに再会できた方もいて、決して長い時間ではなかったんですが、とても充実した時間になったように思います。

昨日は午前中からずっと今年5月に役員になった31歳のメンバーと一緒に移動していました。
彼は入社3年目だったかな。

31歳というと若く感じるかもしれませんが、僕自身が27歳で社長になっているので、そこまで早いとも思っていません。
むしろ、もう少し早く役員にしてあげても良かったのかなと思うくらい、非常に評価の高いメンバーです。

ただ、僕たちの会社は少し考え方が違います。
以前このVoicyでも話したことがありますが、役員とスーパープレイヤーはまったく別の存在だと思っています。
マネージャーとプレイヤーも、基本的には分けて考えています。

彼はどちらかというと、マネジメントに強みを発揮できるタイプだと思っています。
一方で、プレイヤーとしては、うちの会社にはすでにスーパープレイヤーがたくさんいます。
だから、プレイヤーとしての成果はそういったメンバーに任せればいい。

そんな話も含めて、いろいろなことを話しました。
「10年後、自分はもう現場にはいないかもしれない。その時は株主として関わっていると思う」
そんな話もしましたし、彼自身の将来の話もしました。

たまたまなんですが、彼の奥さんとも仲が良くて、結婚前から知っているんですよね。
彼女だった頃から知っているので、もう長い付き合いになります。
だから、奥さんとの将来設計をどう考えているのか、そんな話をお蕎麦とケーキを食べながらしていました。

僕にとっては本当に充実した時間でした。
その中で、役員になったらどういう行動をするべきなのか、という話もしました。

僕は経営者としては、まだまだです。
本当に偉そうなことは言えません。

それでも、自分が役員になった時に思ったことがあります。
役員にはある程度の権限があります。
そして、権限には責任が伴います。

これは当然ですよね。
ただ、その代わりに自由もある。

僕はそれが役員の大きな特徴だと思っています。
休むのも自由ですし、スケジュールも基本的には自分で決めます。

うちの会社はオンライン中心の会社なので、仕事が回っているのであれば何連休取っても問題ありません。
そこで僕が思うのは、一番不健全なのは「自由がないのに責任だけ取らされる状態」なんですよね。

今までそういう人をたくさん見てきました。
自分の意思で決められないのに、結果だけは責任を負わされる。

それは本当に不幸なことだと思っています。
だから、自分の会社ではそういう状態を作りたくない。

役員にはある程度の自由を持ってもらいたいと思っています。
もちろん責任は伴います。

でも、その責任を背負うのであれば、自由もなければいけない。
そういう組織にしていきたいなと思っています。

もっと言うと、僕は「誰が悪いか」を追及することに、あまり意味を感じていません。
責任追及ばかりしても仕方がない。

どちらが悪いかを議論するより、どうしたら良くなるのかを考える方が大事だと思っています。
だから、そういう時間はもったいないなと感じています。

もちろん、責任を持つことは大切です。
でも、責任を押し付けることと、責任を持つことは違いますからね。

そういう会社にしていかないと、きっと僕の代で会社は終わってしまうと思っています。
10年後には、自動運転もかなり普及しているでしょう。

そうなれば、僕たちの仕事のニーズも少しずつ変わっていくはずです。
本来は、それでいいんです。

事故が減る世の中になることが、僕たちの目的ですから。
ただ、その途中で会社がなくなってしまえば、お客様にも迷惑がかかるし、結果として事故削減にも貢献できなくなってしまう。

だからこそ、組織を残していくことも大事なんですよね。
昨日はそんなことを考えながら過ごしていました。

今、自分自身も5年後の計画を作っています。
その次は、自分が引退するまでのロードマップを考えていくことになります。

そんなことを改めて考えた一日でした。
でも、本当にうちのメンバーは頼もしいです。

安心して引き継げそうな人材が育ってきている。
それを前提に事業計画を作ったり、将来設計を描いたりできるのは、本当に幸せなことだなと思います。

さて、昨日のサミットの話を少ししようと思いますので、ここで一度チャプターを切ります。
昨日はパネラーとして登壇させていただいたんですが、すでにナウトジャパン様のユーザー企業4社が登壇されていました。

僕は後半のセッションだったんですが、そこで感じたことがあります。
それは、安全に対して本気で腹をくくっている人の言葉は、本当に強いということです。

昨日は正直、圧倒されそうになりました。
もちろん勝負ではないんですが、一つひとつの言葉の重みや説得力がすごかったんです。

自分も昔はそうだったなと思い出しました。
ドライブレコーダーを初めて導入した約24年前のことです。

当時は、まだ誰もやっていませんでした。
全社導入の前例もありません。

しかも、営業の方が来られたのが3月下旬。
導入開始は4月1日。

わずか10日ほどしかありませんでした。
その間に社員を説得し、組合を説得し、オーナーを説得しなければならなかった。

しかも、よく分からないものに1,000万円近い投資をするわけです。
正直、やめようと思ったこともありました。

でも、映像を見た瞬間に「これは絶対に事故を減らせる」と確信したんです。
だから腹をくくりました。

その結果、3か月間やり切りました。
そして事故はゼロになりました。

昨日は、そんな原点を思い出す一日でもありました。
ちなみに昨日、「安全は第二でもいいんじゃないですか」という発言もしてしまいました。
YouTubeのアーカイブを見るのが少し怖いんですが(笑)

ただ、これは誤解してほしくないんです。
僕が言いたかったのは、安全第一と掲げながら実際には利益を優先している会社なら、最初から安全第二と言った方が健全なんじゃないか、ということです。

もちろん、運送会社やバス会社、タクシー会社は安全第一でなければなりません。
それは大前提です。

でも、本音と建前が違うのであれば、現場は迷ってしまいます。
だったら、会社として何を優先するのかを明確にした方がいい。

僕はそう思っています。
結局、強い会社というのは一本筋が通っている会社なんですよね。

僕たちの会社も、「事故をなくす」という一本の筋を持っています。
僕はそれを“王道”と呼んでいます。

これからも、その王道をまっすぐ進んでいきたいと思います。

では、今日も皆さんご安全に。

 

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