管理栄養士 佐藤恵美子の健康コラム 頭痛がないから、血圧高くても大丈夫?

「頭痛がないから、血圧高くても大丈夫?」

毎日の運転、本当にお疲れ様です。管理栄養士の佐藤です。

今回のテーマは、多くのドライバーの方が気になる「高血圧」です。
「血圧が高くても、どこも痛くないし大丈夫」そう思っているドライバーさんは、多いのではないでしょうか?

今回は、52歳のBさんの事例から、運転席に潜むリスクを紐解いていきましょう。

1. 自覚症状がない恐怖:「サイレントキラー」の正体

Bさん(52歳、ベテランドライバー)は、健康診断で「血圧が高め」と指摘されていましたが、放置していました。
「頭痛もしないし、肩こりくらいで体調は悪くない」と思っていたからです。
しかし、これこそが高血圧の恐ろしいところ。
血管に長期間圧力がかかり続けると、ある日突然、血管が悲鳴を上げ、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。運転中にこれが起きれば、重大事故に直結します。

2. サービスエリアの「汁物」の誘惑:隠れた塩分の罠

Bさんの楽しみは、休憩中に食べる熱々のラーメンやうどんでした。
「汗をかく仕事だから、塩分補給が必要だ」と、汁まで飲み干すのが習慣だったそうです。
しかし、一般的なラーメンの汁には、1日分に近い塩分が含まれていることもあります。
運転中は座りっぱなしのため、実はそれほど汗で塩分は排出されません。
「汁を半分残す」「麺だけ楽しむ」という小さな工夫が、皆さんの血管を守ります。

3. 温度差の衝撃:「ヒートショック」と運転

冬場の運転で特に注意したいのが、車内と外気の温度差です。
暖かい車内から、急に冷え込む屋外へ荷下ろしに出る際、血管はギュッと縮まり、血圧が急上昇します。
Bさんは冬の朝、車外に出た瞬間に強いめまいを感じました。
これは体が温度差についていけていない証拠です。ネックウォーマーで首元を温めたり、上着を一枚羽織ってから外に出るなど、血管への衝撃を和らげる工夫が必要です。

4. 「イライラ」も血圧の敵:心の安定が血管を守る

渋滞や割り込みなど、運転中はストレスが溜まりやすいものです。
怒りを感じると交感神経が優位になり、血圧はさらに跳ね上がります。
Bさんは、イライラした時に「深呼吸」を取り入れるようにしました。
ゆっくり息を吐くだけで、副交感神経が働き、血圧を落ち着かせる効果があります。「急いでも到着時間は数分しか変わらない」と心に余裕を持つことが、血管への特効薬です。

今日からできる3つのこと

1・「汁」は残す: 麺類のスープを飲み干さない習慣をつける。
2・温度差に注意: 外に出る時は、一枚羽織って血管をガードする。
3・血圧を測る習慣を: 会社や家庭で定期的に測定し、自分の「いつもの値」を知る。

私は、健康診断の結果を「体からのラブレター」だと思っています。
数値が悪いのは、体が「もっと自分を大切にして!」とサインを送ってくれている証拠。

無視せずに、必ず再検査に行ってください。
管理職の方は、ドライバーさんが再検査に行けるよう、日程調整のご配慮をお願いします。
健康が、安全運転の第一歩です

Bさんは今、減塩のお弁当を持参し、血圧を下げる薬もきちんと服用して、元気にハンドルを握っています。
「まだ大丈夫」が一番危険なのです。
今日からの一歩が、皆さんの未来を変えます。

高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれることもあります。
名前からして怖いですよね……。
自覚症状がないからといって放っておくと、運転中に突然……なんて、想像しただけでも恐ろしいです。
まずは今日から、この3つを意識してみましょう!

ラーメンの汁は残す

外に出る時は防寒をしっかりと

自分の血圧の数値を知っておく

小さな積み重ねが、プロドライバーの証です!
今日も健康でご安全に!

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