午後3時以降 子どもには要注意

皆さんこんにちは、日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長の上西一美です。毎年、ある時期に、必ず増加する事故があります。それは「子供」が被害に遭う事故です。
特にデータ上、小学生の低学年の子供が被害に遭う事故が多いのが、この時期の特徴です。ピークを迎えるのは5月で、さらに「下校中」や路上でのローラースケートなど「遊戯」、友人宅への往復時などの「訪問」が上位を占めており、時間的には午後3時以降が多いということです。
理由としては、集団下校での教員の同行が5月で終了することだと推測されます。交通事故防止で最も大切なことは、運転者の運転行動パターンを変えることです。そして、その行動を変えるためには、運転者一人ひとりが意識しないといけません。
そこで、点呼などで運行管理者が注意喚起する訳ですが…、この注意喚起は、あいまいな表現では運転者はなかなか意識ができません。前述のようなデータから、運行管理者は、より具体的な注意喚起を点呼や安全会議で行うと、より運転者が意識し、運転が変わるのではないか、と思います。
「4月から5月にかけては子供には要注意、時間的には午後3時以降」という具体的な表現を使い、運転者に意識してもらうようにしてみて下さい。

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