頼むときは信頼
さて、今日の午前中はオンラインで模擬監査のサポートに入る予定です。
これが僕の午前の仕事です。
午後からは打ち合わせとオンライン会議がありまして、
夜には愛知県の方に移動する予定になっています。
そして今日のトークテーマは「頼み上手になる」です。
僕は、どちらかというと頼み下手なんです。
こう言うと、皆さん「え？」と思われるかもしれませんが、
基本的に、人間関係をうまく構築するのは得意ではないと思っています。
だから、人に物を頼むということが苦手で、
「自分でやった方が早いし、確実だよな」と思ってしまうことも多いです。
でも最近は、チームのメンバーに頼む機会が増えてきて、
「頼むこと」を意図的に増やすようにしています。
僕が頼むときに心がけているのは、「相手を信頼すること」です。
相手を信頼して頼んでいるので、
成果物が自分のイメージと違うものが返ってくることもあります。
でも、それを言い出すと「じゃあ自分でやればよかったやん」となってしまいますよね。
だから、人に頼んだ以上は、信頼して任せる。
もちろん、イメージが違う場合は「違うよ」と伝えますが、
怒るようなことはしません。
昔は「なんでこんなんやねん！」って言ってしまってたこともありますが、
今はそれは違うなと思っています。
とにかく僕は、頼むのが苦手だからこそ、
今は意識的に「頼む練習中」だという感じです。
模擬監査をぜひ！
さて、昨日はTOKYO MXさんの「激論サミット」に出演させていただきました。
SNSやメルマガで告知していたので、見てくださった方もいらっしゃるかもしれません。
テーマは「日本郵便の点呼問題」でした。
ちょうど放送前に会見もあって、その流れでの出演でした。
番組内で、脳科学者の茂木さんから予想外の質問があって、驚いたんです。
「そもそも点呼っていらないんじゃないの？」と聞かれたんですね。
正直に言えば、昔の僕なら「たしかに」と思ったかもしれません。
でも今は、点呼は必要だと思っています。
ただし、茂木さんが言っていたのは「点呼そのものが不要」というより、
「ただ形式的にやるだけの点呼は意味がない」ということでした。
点呼をやっているのに、交通事故が減ったという実証がない。
だから、形だけの点呼はいらないという意見だったんです。
実際、僕も運行管理者をしていた頃、
「点呼をやって本当に事故が減るのか？」と思っていた時期がありました。
でも今は、点呼のやり方や意識を変えれば、
事故防止に役立つと信じています。
だからこそ、番組の最後に「目的意識」という言葉を書きました。
点呼は何のためにやるのか？
これを明確にしないと、ただの義務で終わってしまうと思うんです。
当時の僕も、ドライバーの顔すら見ないで点呼記録をつけていた時期がありました。
それが嫌で「録画でよくない？」と国交省に相談したこともあります。
だって、ドライバー600人、車両300台、1日で点呼400回。
本当に大変だったんです。
でも、「録画ではダメ。記録が必要」と言われて、
その時点でやる気が失せたこともありました。
そういう経験もあって、僕は「自動点呼」は良い部分もあると思っています。
ただしリスクもあります。
それは、無人の事務所で、誰もいない中、ロボットに向かって点呼をするというシーンです。
テンション、上がりますか？
疲れて帰ってきて、1人でロボットに話しかける…
正直、やる気なくなりますよね。
そんな環境では、ドライバーの離職につながるリスクが高いと思っています。
DX化や自動点呼を進めるにしても、
「交通事故を防ぐ」という本来の目的を見失ってはいけないと思うんです。
交通事故の多くは、アルコールや健康状態ではなく、
見落としやうっかりミスが原因です。
それを防ぐには、人とのコミュニケーションが必要なんです。
だから、自動点呼になったときに、運行管理者がどう動くのか。
これを明確にしておかないといけないと強く感じています。
このあたりのことは、ぜひTVerで「激論サミット」を見ていただければと思います。
TOKYO MX
https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
さて、明日は急遽、日本郵便の件を受けて、オンラインセミナーを開催します。
実は僕たち、去年だけで80回以上模擬監査を実施しています。
その結果、延べで1万4000日の処分が出ていました。
でも、1ヶ月後には約5000件、さらに1ヶ月後にまた5000件が消えているんです。
つまり、模擬監査の後、半年間のサポートを受けることで、
3ヶ月以内に1万件近くの違反が改善できたということです。
これはつまり、やり方さえわかれば、改善は難しくないということなんです。
僕たちの模擬監査は「チェックして終わり」ではなく、
「一緒に改善する」ことを目的にしています。
ですので、もしまだ模擬監査を受けていない方がいれば、
本当におすすめです。
模擬監査 (ご相談フォーム)
https://mogikansa.de-create.com/
明日のオンラインセミナーも、ぜひご参加いただければと思います。
では、今日も皆さん、完全燃焼でいきましょう！
株式会社 ディ・クリエイト
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