Voicy文字起こし 事故を無くす事は懺悔 #817

失敗だらけの人生

さて、今日僕は久しぶりに関西の方におりまして
滋賀県の方に移動しながら研修、そして午後からは
事故撲滅トレーナー養成講座アドバンスのセミナーが入っているという、そんな予定になっています。

実を言うと、今日はまあまあタイトなんですよ。
たまたま研修が集中してしまって、移動しながら研修、研修しながら移動みたいな
そんな1日になってますね。

今もう深夜2時ですよ。
久しぶりに関西に帰ってきて、僕が何をしないといけないかというと
「撮影」なんです。

で、今日の僕の予定、これマジで死ぬかと思いました。

朝6時半にお客様と合流して
7時から10時まで、お客様のところでプレゼンの研修。
そのあと安全会議が10時から11時、そして11時から12時。
その間に埼玉県から羽田空港へ移動して
13時から17時まで事故撲滅トレーナー養成講座ベーシック。

17時半からまた安全会議が1本あって
それが18時10分ぐらいに終わったんですね。

で、僕はどこにいたかというと、実はその時、飛行機の中。
安全会議は途中から僕がコメントしなくてもいいタイミングがあったので
その間に飛行機に乗って、伊丹空港に到着。

それからすぐ事務所に行って、さっきまで撮影。
今日、何時間労働ですかね…。
ちょっともう、よくわかんないです(笑)

ほんとに今日はめちゃくちゃタイトな1日でしたが
実は明日もそんな予定が入ってるっていう…。

みなさんにとっては「今日」かもしれませんけど
僕、今日、もう死んでるかもしれません(笑)

こういうスケジュール、あまり組まないようにしてるんですけど
こういう集中するタイミングって、まあまああるんですよね。

さて、そんな今日のトークテーマは
「キャリアにおける失敗」というテーマです。

僕は失敗の数でいうと、もう数えきれないほどやってきてます。

でも正直言うと、取り返しのつかない失敗っていうのは、実はないんですよ。
だからこそ、こうやって今も生きてこれているわけで
ただ、とんでもないミスをたくさんやってきたのは事実です。

今、うちのチームには僕含めて22人いて
自分にできないことを、他の人にやってもらうという仕組みにしています。

そのおかげで、今は失敗しても、ある程度のところでチームでカバーできる。
昔は、そういうことが全然できてなくて
ほんととんでもないことばっかりやってました。

お客様にも怒られることがありましたけど
でも、ほんとにお客様に恵まれていて、許していただけた。

それで調子に乗ってたっていうのが、独立したての頃ですね。
今思うと、自分が恐ろしくて仕方がないです。

僕の失敗談で有名なのが、「車をパクられたと思って110番した事件」
実はこれ、伊丹空港に自分が置き忘れてただけだったんですけど
これ、なんと3回もやってます(笑)
110番通報は2回、3回目は通報する直前に踏みとどまりました。

ほかにも、飛行機の乗り間違え、チケットの取り間違え、新幹線の逆方向乗車…
もう数えきれないですね。

でも、こうしたミスがある前提で動くようにしてます。
人間ですから、ヒューマンエラーは必ず起きる。
そんな失敗の連続から、僕は多くを学びました。

事故をなくす事は、懺悔

実は、今やっているこの事業そのものが
僕の「失敗」から生まれたものなんです。

昔タクシー会社で働いていた頃
交通事故防止について、一度失敗してるんですよ。

僕が事故防止の担当になった当時
「事故を起こしてるのは自分じゃない。社員だ」と思ってました。

でも、自分がドライブレコーダーを導入したら
事故が1年目で70%削減、2年目にはさらに20%減。

「やればできる」と実感した一方で
「今までどれだけ運転者に責任を押し付けてたか」と痛感しました。

僕の中で、「中途半端な事故防止をしていた懺悔」
それが、今の仕事を始めたきっかけです。

当時辞めさせた運転者の顔も言葉も覚えています。
本当に申し訳ない気持ちです。

だから、彼らから学んだことを無駄にせず
今度は1件でも交通事故を減らすために
この仕事を続けようと決めたんです。

当初、ドライブレコーダーで研修をするなんて言うと
周囲からは猛反対。
「そんなもん仕事にならん」「3年もたんやろ」って。

でも、結果21年。
実績も出し続けてきました。

今でこそ「ドライブレコーダーは事故防止のツール」と言われてますが
当時の空気感は、ほんと厳しかったです。

だけど、僕は自信があった。
「絶対に事故はなくせる」「そのためのノウハウがある」って。

それを証明するように、今も現場で走り続けています。

でも、ここに満足したらダメなんですよね。
僕たちは、日本の未来のために
「交通事故をなくす」という手段を通して、社会に貢献しないといけない。

だって、交通事故で亡くなった子どもの中には
未来の大谷翔平がいたかもしれない。

子どもだけでなく、大人にも未来がある。
優秀な人が事故で人生を変えられてしまうこともある。

だから、僕らはその「1件」を減らすために、やり続けるんです。

失敗から学んで、今この仕事をしている僕だからこそ
「ここにいる意味」を大切にして
これからも事故を1件でもなくすために取り組み続けたいと思います。

それでは、今日もみなさんご安全に。

株式会社 ディ・クリエイト
無料メルマガ登録フォーム
https://www.de-create.com/mailmagazine/

PAGE TOP