Voicy文字起こし 事故は捉え方次第#896

一瞬の迷いが・・・

今日は昨日の夜から札幌の方に移動してまして、
札幌、予報では7度だったんですけど、思った以上にあったかいかなと・・・
なんとなくですけど、そこまで寒くなくて、結構服を持ってきたんですが、
全部着る必要はないかなと思っています。

今日は午後からお客様のところでセミナーがあります。
午前中は資料の整理をしたり、そんな1日になるかなと思います。

今日のトークテーマは「気になるニュース」です。
気になるニュースといえば、やはり交通事故防止に関することなんですが、昨日、大きな事故が起きましたね。
見た感じ、もう助からなかっただろう…と思うような事故でした。

トラックが追突したのか、後ろの車に原因があったのか、あるいは前の車が急に止まったのか。
詳細は分からないですが、高速道路というのは本当に一瞬の迷いが事故につながる場所ですよね。

だから、とにかく違和感を感じたら「止まる」という選択肢を持つこと。
ブレーキを踏む判断が1秒遅れたら、もう間に合わないんです。

時速80㎞/hなら、1秒で22m進みます。
僕は通常、80〜100mほど車間距離をとっていますが、そのうちの22mが一瞬で消えるわけです。
1秒遅れるだけで、僕でもギリギリになるということですよね。

高速道路で脇見なんて、とてもじゃないけどできないです。
脇見の平均時間は約2秒と言われていますから、時速80㎞ならその2秒で44m進みます。
もう完全に命取りです。

もし集中して運転できない人がいるなら、車間距離は人より多めにあけた方がいいと思います。
特にトラックやバスは相手に与えるダメージが大きくなりますから、なおさらです。

事故は捉え方次第

さて、そんな高速道路の話をしていると、
昨日お客様から「この事故は回避できますか?」という質問を受けました。
ドライブレコーダー映像をメンバー経由で送っていただいたんですが、
僕の答えは「500%回避できます」でした。

相手が進路変更してきて、トラックの前に割り込むような形で当たってしまった映像でしたが、
僕が500%と言った理由はシンプルで、僕ならそもそも“この抜き方”をしないからです。

道路状況としては、2車線から交差点で1車線に絞られる道。
その手前でトラックは左に車線変更し、交差点へ進入。
その前には遅い車(時速30㎞ほど)がいたんですが、
トラックはそれを左から追い越していったんです。

でも、交差点を抜けると1車線。
その先が1車線になる道で「左から抜く」という選択肢は、僕の中にはゼロです。

夜道で、下り坂で、しかも時速50㎞前後。
この条件で左から抜くかと言われたら、僕は絶対抜きません。
完全に強引な追い越しに見えました。

運転者の方は「相手が寄ってきた」という認識でしょう。
記憶はどうしても曖昧になりますし、それは仕方ないことです。
でも、映像を冷静に見たら分かると思います。
これは“防衛運転以前に、そもそも抜く状況じゃない”という話なんですよね。

こうして動画の説明をしていると、本当にドライブレコーダーの価値を感じます。
20秒の映像を、僕は今3〜4分かけて言葉で説明しています。
しかも正確に伝わっているかは分からない。

でも映像なら一瞬で伝わる。
20秒で正確に。
だから研修で使わない手はないんです。
記憶は曖昧ですが、映像は事実をそのまま残します。

僕は20年以上ドラレコしか使っていません。
今も事故の分析は100%ドラレコです。

さて、今日は金曜日。
僕は明日、千葉で研修会があります。

そして明日はK-1の石井一成選手。
僕がサポートしている選手です。
今回はタイトルマッチですが、
僕は会場に行けず…めちゃくちゃ悔しいです。

前回も前々回も微妙な判定だったので、
今回はぜひ綺麗にKOで勝ってほしいです。

僕はABEMAで配信を見ます!

皆さんもぜひ応援していただけたら嬉しいです。

では、今日も皆さんご安全に。

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