子どもに手伝ってもらうには
さて、今日僕は名古屋の方に移動しまして、
午後から講演会があります。
夜はお客様と懇親会というか、食事ですね。
そんな予定になっております。
今日のトークテーマは「子どもに手伝ってもらうコツ」。
これが僕は全く理解できないし、やれない…。
やれないというか、そもそも話題がわからないという感じのネタなんですけどね。
そうだなぁ、まず子どもを手伝わせるときに
“強制”はダメなんじゃないですかね。
そもそも「やれ」とか、僕らの常識や物差しを子どもに当てるのはよくない気がします。
そのぐらいのアドバイスしか、僕にはできないですね。
僕がやるとしたら、一緒にやりますね。
もちろん「やりなさいよ」じゃなくて、例えば掃除なら「掃除しようよ」という感じ。
で、小さいお子さんなら、ちょっとゲームっぽくするのもいいかもしれません。
「どっちが早いか競争しようよ」みたいな感じで、2人で一緒に楽しむ。
そんな風にしたらいいんじゃないかなと思います。
とにかく、「やれ」は良くない。
あと、これ誰かと話してて出たんですけど、
やる・やらないの二択じゃなくて、選択肢を与える方がいいんじゃないかと。
例えば、掃除か、洗濯か、食器洗いか、どれにする?
って聞く方が子どもは動きやすいんじゃないかなと。
やっぱり、人って選択権があるかないかで受け止め方が全然違うんですよね。
「これしかダメ」とか窮屈にされると、たぶん抵抗されると思います。
だから、自分で選べる状況にすると動きやすい。
子育ては僕わからないですけど、イメージとしてはそんな感じですね。
僕なら、間違いなく一緒にやります。
やらせるより「手伝ってほしい」というスタイルで伝えると思います。
そのべき論、やめませんか⁉
さて、交通事故防止でも、再発防止は似てると思います。
「こうやれ」とか「やらないとダメ」とか、いわゆる“べき論”。
これは一番最悪ですね。
プロのドライバーだからこうあるべき、とかね。
もちろん、法律の話をするときは仕方ないです。
道路交通法はプロだろうと素人だろうと守らなきゃいけませんから。
でも、指導のときに「プロのドライバーなんだから」と言うのは、
僕はあんまり好きじゃないですね。
ニュアンスが難しいんですけど、
僕があえて「プロとして」と話すときは、相手のプライドをくすぐるときだけです。
例えば、
「プロだったら相手のミスをカバーできる運転ができますよね」
という言い方。
だってそうでしょ。
プロなら教育も受けてるし、判断力も運転技術もある。
でも、周りには素人もいればベテランもいる。
車を見ただけじゃ誰が運転してるかなんてわかりません。
だから、プロやベテランドライバーなら、
相手のミスをカバーできる運転ができるはず。
左から車が出てくるかもしれない…と思えば、
事前にブレーキを踏んで止まれば、事故をもらわないで済みますよね。
そんな伝え方をすることはあります。
逆に嫌いなのは、「プロ意識に欠ける」という言い方。
そんなもん、誰がわかるんですか。
精神論なんて、頭の中を割って見えるものじゃない。
結局、自分の物差しを相手に当てるだけなんですよね。
だから僕は、そういう指導は好きじゃない。
そもそも、事故防止の「指導」という考え方自体がズレてます。
僕は「一緒に考える」というスタイルです。
交通事故映像を見てると、
「あ、これ自分もやるわ」っていう事故ばっかりですから。
だから、人のことを強くは言えないんです。
今日の話はあんまり皆さんの参考にならないかもしれませんけど、
もし周りに“べき論”を振りかざす人がいたら、
ぜひアドバイスしてあげてください。
僕は週末も仕事ですが、台風が関東に近づいてますね。
僕はたまたま週末は関東にいませんが、皆さんお気をつけくださいね。
では、今日も皆さんご安全に。
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