この標識の違いってわかりますか!?

みなさん、こんにちは。
人と安全研究所の渡邉です。
この2つの標識の違い、
“他人に説明できる” 自信はありますか?
どちらも子どものイラストが描かれています。
そのため、なんとなく
「子どもに注意する場所」
というイメージで覚えている方も多いと思います。
ですが実は、この2つ、
意味も、ドライバーに求められる行動も、まったく違います。
左の黄色い標識は
「学校、幼稚園、保育所等あり」
右の青色の標識は
「横断歩道」 です。
では、それぞれ何が違うのか。
順番に確認していきましょう。
【学校、幼稚園、保育所等あり】
この標識は、
児童・生徒の通行が特に多い区間であることを示す「注意喚起の標識」です。
つまり、
「この先は通学路として使われている」
「子どもが急に飛び出してくる可能性が高い」
という情報を、事前にドライバーへ知らせるためのものです。
ここで大事なのは、
具体的な行動が細かく決められているわけではない
という点です。
ただし、
「注意していなかった」
「見えていなかった」
では済まされません。
事故が起きた場合、
“予測できたはず”
と判断される可能性が高くなります。
【横断歩道】
一方、こちらは意味合いがまったく違います。
横断歩道では、
道路交通法第38条により、
横断しようとしている人、
または横断中の人の通行を妨げてはいけない
という、明確な義務があります。
ここで描かれている人物が
大人ではなく「子ども」になっている理由は、
・児童・生徒の通行が特に多い横断歩道
・学校周辺
・通学路・登下校経路
などに設置されることが多いためです。
つまりここでは、
「注意してください」ではなく、
「必ず守ってください」
という意味になります。
ここが重要なポイントです
黄色の標識
→ 注意を促す標識
→ 危険を予測し、構える場所
青色の標識
→ ルールを守らなければならない標識
→ 行動が法的に求められる場所
同じ「子どものイラスト」でも、
求められている運転行動は違う
ということを、しっかり区別する必要があります。
最後に
子どもの動きは、
私たち大人の常識や予測が通用しないことがあります。
・急に走り出す
・止まると思ったら止まらない
・左右を見ずに動く
これは「危険な行動」ではなく、
“子どもにとっては“普通の行動“です。
だからこそ、
子どものイラストが描かれた標識を見たときは、
「事故が起きるかもしれない場所」ではなく、
「事故が起きてもおかしくない場所」
として、運転行動を切り替えることが重要です。
今日の話が、
みなさん一人ひとりの
「いつもの運転」を見直すきっかけになれば幸いです。
それでは、ご安全に!