渡邉貴幸の道路交通法コラム 黄色灯火の意味

今日は、黄色灯火の意味をお伝えします。
黄色灯火の意味は
「注意して進むことができる」
ではありません。

「停止位置をこえて進行してはならない」という意味となります。
要するに「止まれ」と近い意味になります。

ただし、例外が一部認められているのが黄色灯火の特徴です。
それは、黄色の灯火に変わったときに停止位置に近接しているために安全に停止ができないときは、そのまま進むことが認められています。
安全に停止ができないときというのは、ブレーキをかけて同乗者や後続車に危険を与えるような場合となります。

中には、黄色灯火に変わったタイミングで加速していくドライバーがいます。

言い分としては、
「いつ変わるかわからないんだから、仕方がないじゃないですか」
と言われます。

確かにそうです。

だけど、歩行者用信号を探して、見つけることができればある程度の変化の予測はできます。

見えにくいところもありますが、探しにいくことが大事です。

場所によっては、タイミングがずれるところもあります。
歩行者用信号が赤色になっても、交差点の信号がしばらく変わらないこともあります。
でも、変化に対し警戒することができますので、歩行者用信号はやはり一つの目安になります。

もちろん中には歩行者用信号がないところもあります。

その場合は?

と聞かれることもあります。
もちろん予測が難しくなります。
そのためには、青色灯火だからとアクセルをずっと踏みっぱなしではなく、なるべく遠くから見て、事前に変化を予測し、ここでブレーキを踏んでも止まれないと判断してから、アクセルを踏んでいくことが大切です。

大事なことは、
黄色灯火になってから判断するのではなく、青色灯火のときに事前に変化を予測して、行けるか行けないか判断していくことです。

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