「痩せているから、大丈夫?」
毎日の運転、お疲れ様です。
管理栄養士の佐藤です。
何度も何度もお伝えしていますが安全運転のためには、体調管理が欠かせません。
今回は、特に「糖尿病」に焦点を当て、健康起因事故を防ぐための重要な情報をお届けします。
「糖尿病は太っている人がなる病気」と思っていませんか?
実は、痩せていてもなるリスクがあるのです。
今回は、49歳のAさんの実例をもとに、意外な落とし穴を解説します。
1. 痩せていても油断禁物!「太らない体質」の危険性
Aさん(49歳、身長172cm、体重62kg)は、痩せ型で「太らない体質」と思っていました。
しかし、健康診断で糖尿病と診断されました。
医師から言われたことは、「膵臓が疲れてインスリンが出せなくなると食事で摂った糖をエネルギーとして使えず、
身体が体脂肪や筋肉を分解してエネルギーを補うため急激に痩せる危険なサイン」とのことでした。
体重が増えないからと安心せず、食生活を見直すことが大切です。
ドライバーの方は、不規則な食事になりがちなので、特に注意が必要です。
2. 「微糖」コーヒーの罠:知らずに摂る大量の砂糖
Aさんは、眠気覚ましに「微糖」の缶コーヒーを毎日4~5本飲んでいました。
実は、微糖でも1缶にスティックシュガー2本分の砂糖が含まれています。
これでは、1日で砂糖を過剰摂取していたことになります。
運転中のコーヒーは、無糖やブラックと表示されているものを選びましょう。
水分補給はブラックコーヒー、水、お茶にして欲しいと言うのが私の本音です。
3. エナジードリンクの危険:血糖値のジェットコースター
Aさんはさらに、エナジードリンクも毎日2本飲んでいました。
エナジードリンクは高濃度の糖分とカフェインが主成分です。
こうした「液体の糖」は吸収が速く、血糖値を急激に上げ下げします。
この乱高下が身体に大きな負担をかけます。
疲れた時のエナジードリンクは、効果が切れたとき、飲む前よりぐったりします。
私はセミナーで「元気の前借り」とお伝えしています。
眠気が心配であるならエナジードリンクではなく
休憩をとり、軽いストレッチや散歩でリフレッシュしてみませんか?
4. 手軽な菓子パンが命取り:栄養バランスの悪さ
Aさんは忙しさから、昼食を菓子パンで済ませることがよくありました。
菓子パンは糖質と脂質が多く、栄養バランスが悪いです。
短期間で血糖値が大きく上がるため膵臓の負担が大きいとともに、インスリンがたくさん出て、今度は血糖値が急降下します。
この時に運転中の集中力低下につながります。
昼食は、おにぎりと野菜サラダ、ゆで卵など、バランスを考えて。
コンビニでも、できるだけ主食・主菜・副菜を揃えましょう。
合併症の恐ろしさ:事故リスクも高まります
糖尿病が進むと、合併症として「しめじ」が起こり得ます。
・し:神経障害(足の感覚が鈍り、ケガに気づかない)
・め:網膜症(視力低下や失明)
・じ:腎症(人工透析が必要になることも)
神経障害で足の感覚がなくなると、運転操作が遅れたり、事故に気づきにくくなります。
健康管理は、安全運転の基本なのです。視野が狭くなれば、危険を察知しにくくなります。
人工透析を受けることになれば週3回何時間も血を入れ替えなければならなくなるため長距離運転や泊まりの勤務は難しくなります。
今日からできる3つのこと
1. 飲み物を見直す:微糖コーヒーやエナジードリンク、水やお茶を中心に。
2. 食事をバランス良く:菓子パンだけの食事を避け、野菜やタンパク質も摂る。
3. 健康診断の再検査は必ず受診する:血糖値やHbA1cをチェックし、早期発見に努める。
健康な方は誰かの命を救うことが出来て、かつ無料でご自身の健康診断受けることが出来る「献血」オススメします。
余談ですが私は誰にでも輸血出来る需要あるO型。
16歳から数十回献血をして、さまざまな景品頂いています。
皆さまの健康が、安全運転の第一歩です
Aさんは今、飲み物を水に変え、食事と運動に気をつけて生活しています。
ドライバーの皆さんも、今日から少しずつ習慣を見直してみてください。
体調を整えることは、自分や周りの人を守る安全運転につながります。