管理栄養士 佐藤恵美子の健康コラム コーヒーは水分補給に向いていない!?

「水分なら何でもいい」と思って、コーヒーや紅茶を飲んでいませんか?
実はこれ、脱水を進めてしまう落とし穴なんです!
コーヒーや紅茶に含まれているカフェインには、「利尿作用(おしっこを出しやすくする)」があります。
つまり、飲んだ水分以上に体の水分が出ていってしまうこともあるのです。

【POINT】コーヒー1杯には、必ず水1杯をセットに!
コーヒーを飲むのは悪いことではありませんが、水分補給としては不十分。
必ず「水や麦茶」などノンカフェインの飲み物を一緒にとるように心がけましょう!

 

水分不足で起こるのは、熱中症だけじゃない!
水分が足りないと、ただ喉が渇くだけではありません。
脳の働きがにぶくなり、集中力が下がったり、判断力がにぶくなったりします。

たとえば…
・ブレーキのタイミングが遅れる
・信号を見落とす
・車間距離を間違えるといった**「運転ミス」につながる危険**も。
健康のためにも、安全運転のためにも、水分補給はとても大切です。

 

今日からできる!脱水・熱中症予防の4つのポイント
1・出発前にコップ1杯の水を飲む!
寝起きの体はカラカラです。まずは水で内側からうるおしましょう。
2・コーヒーや紅茶を飲んだ後は、水を1杯追加で!
カフェインの利尿作用を打ち消すために、必ず水もとりましょう。
3・1時間に1回は水分補給!
のどが渇く前に飲むのがポイント。車を停めたときがチャンスです!
4・おしっこの色をチェック!
透明~うすい黄色が理想。濃い色だったら脱水のサインです。

最後にひとこと
コーヒーはリラックス効果もあって、ホッと一息つける素敵な飲み物です。
でも「水分補給」にはなりません。
特に夏場は、“水”や“麦茶”などのノンカフェイン飲料を意識してとることが大切です。
毎日のちょっとした心がけが、あなた自身の健康と、周りの人の安全を守ります!

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